サイドマウント入門!!

記 都瑠 杏理

「サイドマウント」という言葉が少しずつ浸透し、講習を受けたいというお問い合わせも増えてきました。

そもそも「サイドマウント」って何??
「サイドマウント」はケーブ(洞窟)ダイビングから発祥したスタイル。
バックマウントでは狭すぎる穴やケーブの通路を抜けるためにサイドマウントが開発されました。
サイドマウントは、タンクを横につける事で取り外しが出来、背中にタンクがあるバックマウントでは狭く制約されたケーブでも潜ることを容易にした、新たなダイビングスタイルです。

サイドマウントは“コンフィグレーション”が肝となり、それがバックマウントスタイルとの大きな違いです。

この“コンフィグレーション”が上手くいけば、サイドマウントは水中で最強の器材となります。
「コンフィグレーション」とは、器材調整のことを言います。
従来の「バックマウント(タンクを背負う)」のBCDはジャケット式タイプなので、
調整といっても胸元やお腹のバックルをしめる程度。

「サイドマウント(タンクを横に付ける)」は、ダイバーが片方又は両方の脇の下にタンクを装着できるようなハーネス(タンクを取り付ける骨組みのベルト)とブラダー(空気が入る袋)で構成されています。
ハーネスとブラダーがすでに一体になって完成された形で販売されているものや、パーツを組み立てて完成させるものがあります。
ダイビング環境や自分の好みに合わせて選べる楽しさがありますね~。

サイドマウントの器材は自分の身体にフィットさせる為に、ベルトの長さやウエイトの位置、タンクの位置などを調整していきます。

ちょっと難しそうだし、とっつきにくい・・
と思った方・・・それは違いますよ!!

触っていじって、慣れることが大切なのです。
そして、ラクチンでより自由自在に潜るには、この調整がサイドマウントには必要不可欠なのです。
またサイドマウントのコンフィグレーションを行う上で、意識しなければいけないもの。

それは「流線形」。

レギュレーターのホースを例に挙げてみましょう。
レギュレーターのホースはしっかりと収納するのが基本中の基本。
すべてが流線形になるように、タンクに沿ってホースを下に這わせます。

  • hose

ホースがしまわれていないとそれだけでも水の抵抗を受け、流線形が崩れてしまいます。
しかも!
ホースがブラブラしていると、岩やサンゴに引っかかって大変。
(バックマウント器材でも同じ!オクトパス、残圧計、しっかり収納されていますか?)
水中では身体が常に水平になるように心掛け、流線形を意識することで、水の抵抗を減らし、どんな流れでもスイスイ~
コンフィグレーションが上手くいけば、中性浮力もバッチリ!!

  • hose

びっくりする位ピタッと止まるので、水中で写真を撮るときにも最適です。
1本のタンクを取り扱うことはもちろん、
サイドマウント講習では2本のタンクを取り扱います。
1DIVEで2本のタンクを扱う事が出来れば、エアーが早くていつも心配という方におススメです。
良いことづくしのサイドマウント。
サイドマウントに慣れてしまうと、もうバックマウントに戻れない?!